10月28日(土)に読売新聞主催の医療セミナー『あなたのウエストサイズ物語―メタボリックシンドロームを防ごうー』が読売新聞社京都総局で行われました。当日は100名以上の市民の方が参加されました。まず、梶山院長がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)について講演をしました。
運動不足・過食等の不規則な生活習慣が続くと内臓脂肪型肥満になります。その結果、血圧を下げ、脂肪も分解し、動脈硬化を防ぐアディポネクチンという生理活性物質が減り、逆に血糖を上げる物質が増え、高血糖(糖尿病)・高血圧・高脂血症が発症します。それを放置すると心筋梗塞・脳梗塞になってしまいます。
このメタボリックシンドロームを予防・治療するためには、生活習慣を改善する必要があります。そのためには、食事療法と運動療法が必要ですが、従来のカロリー制限ややみくもな運動は成功の確率は低いようです。当クリニックでは長年の臨床経験より考え出された、新しい食事療法と運動療法を提案しています。
食事療法については、当クリニックの東川管理栄養士が説明しました。
2つのダイエット法があります。
まず、『野菜ダイエット』です。内臓脂肪蓄積の原因は食後血糖を上昇させる栄養成分(炭水化物)を摂取した時に出る大量のインスリンです。インスリンが出るのを防ぐには、血糖の上がりやすい炭水化物を最後に食べればいいのです。即ち、野菜→おかず→ごはんの順番に食べればよいのです。しかし、早食いすると効果が落ちますので、ゆっくりよく噛んで食べてください。そうすれば、脳の満腹中枢が刺激され、お腹がいっぱいになり摂取カロリーも減るのです。
次は、『低GIダイエット』です。食品には、それぞれGI値(ブドウ糖を摂取した時の血糖上昇率を100として各食品の上昇率を数値化したもの)があります。このGI値が高い程、血糖値が上がりやすく大量のインスリンが出ます。これが内臓脂肪の原因ですので、GI値の低い食品(例えば白米より玄米、食パンより全粒粉パン、バナナよりりんご)を摂れば内臓脂肪が減るのです。
運動療法については、『気功スクワット』を指導しました。いつでも・どこでも・だれ(高齢者)でも出来て、内臓脂肪蓄積の原因であるインスリン抵抗性を解消する(大腿四頭筋を鍛えグルット4を増やす)理想の運動です。気功の呼吸を取り入れゆっくり行うのが秘訣です。
又、大腿四頭筋と足底筋を鍛え転倒予防にもなるミニトランポリンを使った『トランポリンエクスサイズ』も提案しました。これは市川看護師・濱砂指導員が指導しました。
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