梶山内科クリニック|京都市下京区西七条東御前田町の内科・糖尿病内科・循環器内科

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FreeStyleリブレ2(フリースタイルリブレ2)について

FreeStyleリブレ2(フリースタイルリブレ2)について

~毎日の血糖測定がもっとやさしく、もっと安心に~

  1. リブレ2とは?

FreeStyleリブレ2(以下「リブレ2」)は、腕に貼る小さなセンサーを使って、日常の血糖変動を自動的に記録できる機器です。今までのように何度も指先に針を刺さずに、血糖値の流れを確認できます。

また、低血糖や高血糖のときにアラート(通知)を出す機能もあり、安全に血糖をコントロールすることができます。

  1. どんなしくみ?

リブレ2は、以下の2つで構成されています:

センサー(皮膚に貼る部分)

  • 上腕の後ろに貼り付けます(直径約3cm500円玉ほどの大きさ)
  • 14日間連続で使用できます
  • 血液ではなく、皮膚の下にある「間質液」の糖を測定します

スマートフォン or 専用リーダー

  • センサーをスキャンするだけで、今の血糖値を表示
  • スマホをBluetoothで接続すれば、低血糖・高血糖時に音やバイブレーションでアラート通知が届きます
  1. 何が便利なの?

指に針を刺さなくても血糖の流れがわかる

1日に何回も指先に針を刺す必要がなくなり、痛みやストレスが軽減されます。

血糖の「動き」が見える

  • 朝起きたときに高いのか?
  • 食後に急に上がっているのか?
  • 夜中に低血糖になっていないか?

など、血糖の「変化の流れ(トレンド)」をグラフで確認できます。

低血糖・高血糖のときにすぐわかる

リブレ2は、事前に設定した範囲を超えると自動でアラート通知を出してくれます。
低血糖の自覚がない方には特に安心です。

  1. どうやって使うの?

センサーを貼る

  • 医療機関で初回貼付をしてもらうか、自宅で自分でも簡単に貼れます
  • 入浴・軽い運動・睡眠も通常どおりOK
  • 剥がれやすい方は、テープで固定すると安心です

センサーをスキャンする

  • スマホや専用のリーダーをセンサーにかざすだけで、現在の血糖値を表示
  • スキャンしない時間が8時間を超えると、過去の記録が消えるため、1日最低3回以上スキャンするのが理想的です
  1. 安全に使うために知っておきたいこと

実際の血糖値とのズレがあることも

リブレ2が測っているのは「間質液の糖」で、血糖値と少しズレることがあります(特に食後や運動中)。
気になるときや、低血糖症状があるときは、指先での血糖測定を補助的に行いましょう。

アラートを使うにはBluetooth設定が必要

スマートフォンのBluetoothONになっていないと、アラートが鳴りません。設定の確認を忘れずに。

センサーが外れることもある

汗や動きで剥がれることがあります。必要に応じて、テープやアームカバーで補強してください。

皮膚トラブルに注意

かゆみ、赤み、かぶれが出た場合は、医師にご相談ください。

  1. 保険は使えるの?

リブレ2は、医師が必要と判断した糖尿病患者さん(インスリン治療中など)に対して、保険で使える機器です。

  • センサーは1つで14日間使えます
  • 1か月に2個まで処方可能(=28日分)
  • 初回のみ専用リーダーを処方(スマホアプリでも使用可能)

※保険適用になるかどうかは、医師の判断で決まります。

  1. こんな方におすすめ!
  • インスリンを使っている方
  • 低血糖のリスクがある方
  • 血糖の波をしっかり把握したい方
  • 指先穿刺がつらい方
  • 治療や生活習慣の改善につなげたい方
  1. 最後に

リブレ2は、毎日の血糖管理を「手軽に・正確に・安心して」行うことができる、新しいツールです。
ただ数値を見るだけでなく、自分の生活と血糖値の関係を知ることで、治療のモチベーションも高まります。

使い方や設定についてわからないことがあれば、遠慮なく医療スタッフにご相談ください。