2026/09/11
空腹時血糖100・110・126mg/dLの違いは?
健康診断で、
「空腹時血糖が100mg/dLを超えていた」
「110mg/dLだったけれど糖尿病?」
「126mg/dL以上なので受診するよう言われた」
という方も多いと思います。
空腹時血糖は、食事の影響を受けていない状態で測定した血糖値です。
結論からいうと、100mg/dL・110mg/dL・126mg/dLでは意味が異なります。
| 空腹時血糖 | おおよその考え方 |
|---|---|
| 99mg/dL以下 | 正常域 |
| 100~109mg/dL | 正常高値。将来の糖尿病リスクに注意 |
| 110~125mg/dL | 境界型(糖尿病予備群)が疑われる |
| 126mg/dL以上 | 糖尿病型。医療機関で確認が必要 |
空腹時血糖100~109mg/dLは糖尿病?
100~109mg/dLだけで糖尿病というわけではありません。
日本糖尿病学会では、この範囲を正常域の中でも**「正常高値」**として区別しています。
将来糖尿病を発症するリスクが高くなることが分かっているため、
-
肥満
-
高血圧
-
脂質異常症
-
糖尿病の家族歴
-
HbA1cも高め
などがある方は、生活習慣を見直し、定期的に血糖値やHbA1cを確認することが大切です。
必要に応じて75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を行うこともあります。
空腹時血糖110~125mg/dLは?
110~125mg/dLは、糖尿病型には達していませんが、境界型(糖尿病予備群)が疑われる範囲です。
この段階では、空腹時の血糖だけでは分からない食後の高血糖が隠れている場合があります。
そのため、75gOGTTを行い、
正常型なのか、境界型なのか、糖尿病型なのか
を詳しく調べることがあります。
「まだ126mg/dL未満だから大丈夫」と、そのままにしないことが大切です。
空腹時血糖126mg/dL以上なら糖尿病?
空腹時血糖126mg/dL以上は「糖尿病型」に該当します。
ただし、1回126mg/dL以上だっただけで、すべての方がその場で糖尿病と確定するわけではありません。
空腹時血糖126mg/dL以上 + HbA1c 6.5%以上
が同じ日に確認された場合は、糖尿病と診断できます。
一方、空腹時血糖だけが126mg/dL以上の場合には、原則として別の日に再検査するなどして確認します。
健康診断で126mg/dL以上を指摘された場合は、そのままにせず医療機関を受診してください。
空腹時血糖が正常でも糖尿病のことがある?
あります。
糖尿病の初期には、空腹時血糖はそれほど高くないのに、食後の血糖値だけ大きく上昇することがあります。
例えば、
空腹時血糖105mg/dLだから問題ないと思っていたものの、75gOGTTをすると食後の血糖値が高かった
というケースもあります。
そのため、空腹時血糖だけではなく、HbA1cや食後血糖、必要に応じて75gOGTTを組み合わせて判断することが重要です。
HbA1cも一緒に確認しましょう
健康診断では、空腹時血糖とHbA1cを一緒に見ることが大切です。
例えば、
空腹時血糖105mg/dL + HbA1c 5.4%
と、
空腹時血糖105mg/dL + HbA1c 6.4%
では、意味が大きく異なります。
血糖値がそれほど高くなくてもHbA1cが高い場合には、食後高血糖などが隠れている可能性があります。
健康診断で空腹時血糖が高かったら
空腹時血糖の目安をまとめると、
100~109mg/dL
→ 将来の糖尿病に注意
110~125mg/dL
→ 境界型の可能性があり、詳しい評価を検討
126mg/dL以上
→ 糖尿病型。医療機関を受診
と考えると分かりやすいでしょう。
特に、HbA1cも高い方や、過去の健康診断と比べて血糖値が上昇している方は、一度詳しく調べることをおすすめします。
京都市で血糖値が高いと言われた方へ
梶山内科クリニックでは、糖尿病専門医による糖尿病診療を行っています。
健康診断で初めて空腹時血糖やHbA1cの異常を指摘された方も診療しています。
「まだ糖尿病ではないと思うけれど、一度調べておきたい」という段階でもご相談ください。
健康診断・人間ドックの結果をお持ちの場合は、受診時にご持参ください。
糖尿病について詳しく知りたい方へ
当院の糖尿病診療・検査・治療については、糖尿病内科のページをご覧ください。