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BMI30・33・35はどのくらいの肥満?身長別の体重も解説

BMI30・33・35はどのくらいの肥満?身長別の体重も解説

「BMI30と言われたけれど、どのくらいの肥満なの?」
「BMI35だと体重は何kgくらい?」
と疑問に思う方も多いと思います。

BMIは、身長と体重から体格を評価する指標です。

計算式は、

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

です。

例えば身長170cm・体重90kgの場合、

90 ÷ 1.7 ÷ 1.7 = BMI約31.1

となります。

日本ではBMI25以上を「肥満」と判定します。[1][2]

日本ではBMIによって肥満を4段階に分類します

日本肥満学会の分類は次の通りです。

BMI 判定
18.5未満 低体重
18.5~24.9 普通体重
25.0~29.9 肥満1度
30.0~34.9 肥満2度
35.0~39.9 肥満3度
40以上 肥満4度

そして、**BMI35以上は「高度肥満」**と定義されています。[1][2]

つまり、

BMI30 → 肥満2度の入り口
BMI33 → 肥満2度の中でもBMI35に近い範囲
BMI35 → 肥満3度・高度肥満の入り口

となります。

なお、BMI33という数字そのものは、日本肥満学会の正式な分類上の境界ではありません。 BMI30以上35未満はすべて「肥満2度」に分類されます。

BMI30・33・35は身長別で何kg?

BMIから体重を逆算すると、

体重(kg)=BMI × 身長(m)²

となります。

身長別にBMI30・33・35になる体重を計算すると、次のようになります。

身長 BMI30 BMI33 BMI35
145cm 63.1kg 69.4kg 73.6kg
150cm 67.5kg 74.2kg 78.8kg
155cm 72.1kg 79.3kg 84.1kg
160cm 76.8kg 84.5kg 89.6kg
165cm 81.7kg 89.8kg 95.3kg
170cm 86.7kg 95.4kg 101.1kg
175cm 91.9kg 101.1kg 107.2kg
180cm 97.2kg 106.9kg 113.4kg
185cm 102.7kg 112.9kg 119.8kg

例えば身長170cmの場合、

約86.7kgでBMI30
約95.4kgでBMI33
約101.1kgでBMI35

となります。

同じBMIでも、身長が高くなるほど体重の数字は大きくなるため、体重だけを見て肥満度を判断することはできません。

BMI30はどのくらい?

BMI30は、日本の分類では肥満2度に入るラインです。

例えば、

  • 150cmなら約67.5kg
  • 160cmなら約76.8kg
  • 170cmなら約86.7kg
  • 180cmなら約97.2kg

です。

BMI30前後になると、糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂肪肝など、肥満に関連する健康障害についても確認することが重要になってきます。

ただし、BMI30だから必ず病気があるという意味ではありません。

BMIだけでなく、腹囲、血圧、血糖値、HbA1c、脂質、肝機能なども合わせて評価します。

BMI33はどのくらい?

BMI33は正式な肥満度分類の境界ではなく、分類上は肥満2度です。

ただしBMI35の高度肥満に近い範囲になります。

例えば身長160cmなら約84.5kg、170cmなら約95.4kg、180cmなら約106.9kgです。

同じBMI30台でも、

BMI30とBMI34台では体重差がかなり大きくなる

ことが分かります。

例えば170cmなら、

BMI30:約86.7kg
BMI33:約95.4kg

なので、約8.7kgの差があります。

そのため、「BMI30台」と一括りにせず、実際のBMIや合併症を確認することが大切です。

BMI35は「高度肥満」

BMI35以上になると、日本肥満学会では高度肥満と定義されます。[1]

BMI35は肥満3度の入り口でもあります。

例えば、

  • 150cm:約78.8kg
  • 160cm:約89.6kg
  • 170cm:約101.1kg
  • 180cm:約113.4kg

です。

BMI35以上では、単に体重の問題だけでなく、糖尿病・高血圧・睡眠時無呼吸症候群・脂質異常症など、肥満に関連する健康障害がないかを確認することがより重要になります。

BMIが高ければ必ず治療が必要?

BMIが高い=必ず薬による治療が必要、というわけではありません。

日本肥満学会では、「肥満」と「肥満症」を区別しています。

BMI25以上であれば「肥満」と判定されますが、その中でも、

肥満に関連する健康障害がある
または
内臓脂肪が過剰に蓄積している

など、医学的に減量が必要と判断される状態を「肥満症」と考えます。[1]

そのため、BMIだけではなく、

  • 血糖値・HbA1c
  • 血圧
  • コレステロール・中性脂肪
  • 肝機能
  • 腹囲・内臓脂肪
  • 睡眠時無呼吸
  • 関節への負担
  • 現在の病気や薬

などを総合的に確認することが重要です。

BMIだけでは分からないこともあります

BMIは簡単で便利な指標ですが、体脂肪と筋肉を区別することはできません。

例えば筋肉量が非常に多い方では、体脂肪がそれほど多くなくてもBMIが高くなることがあります。

逆にBMIが正常範囲でも、内臓脂肪が多い場合もあります。

そのためBMIは、肥満を評価するための重要な指標の一つと考えるのが適切です。厚生労働省も、BMIだけでは筋肉量と脂肪量を区別できないことを説明しています。[2]

まとめ

BMI30・33・35を整理すると、

BMI30
→ 肥満2度の入り口

BMI33
→ 肥満2度。正式な区切りではないがBMI35に近い範囲

BMI35
→ 肥満3度の入り口であり「高度肥満」

となります。

例えば身長170cmなら、

BMI30=約86.7kg
BMI33=約95.4kg
BMI35=約101.1kg

です。

ただし、肥満治療ではBMIの数字だけではなく、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの健康状態や内臓脂肪の程度も重要です。

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参考文献

[1] 日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」
日本ではBMI25以上を肥満とし、BMI30~34.9を肥満2度、BMI35~39.9を肥満3度、BMI35以上を高度肥満と定義しています。

[2] 厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」
BMIの計算方法、肥満度分類、BMIのみでは筋肉量と脂肪量を区別できないことなどが解説されています。