2026/09/13
フォトフェイシャルM22の560・590・615・640・695nmの違い
フォトフェイシャルM22の特徴の一つが、複数のフィルターを使い分けられることです。
梶山内科クリニックでは、肌の状態に応じて560nm・590nm・615nm・640nm・695nmなどのフィルターを使用します。
「数字が違うと何が変わるの?」と思われる方も多いのですが、この数字は単純に「560nmの光だけを出す」という意味ではありません。
M22のIPLは幅広い波長の光を出し、カットオフフィルターによって不要な短い波長を除いて照射する仕組みになっています。
数字が大きくなると何が違う?
例えば「560nmフィルター」は、主に560nmより短い波長をカットして、それ以上の波長を利用する仕組みです。
590nm、615nmと数字が大きくなるにつれて、使用する光の性質が変わります。
一般的には、短めの波長ほど表面に近いメラニンなどへ反応しやすく、長い波長になるほど深い部分へ届きやすくなるという特徴があります。
ただし、
「560nm=シミだけ」
「590nm=赤みだけ」
のように完全に一対一で決まっているわけではありません。
肌色・シミの濃さ・血管の状態・照射出力などを含めて設定します。
560nmフィルター
560nmは、フォトフェイシャルによる肌全体のIPL治療や色調改善などに使用される代表的なフィルターの一つです。
比較的短い波長を含むため、表面に近い色素などへ反応しやすい特徴があります。
シミ・そばかすなどが気になる場合に選択されることがあります。
590nmフィルター
590nmでは560nmより短い波長をさらにカットします。
ルミナス公式資料では、血管性病変、色素性病変、顔面の血管などへの用途が挙げられています。
赤みと色素が混在している肌などで選択される場合があります。
615nmフィルター
615nmは、公式資料では色素性病変や比較的大きな顔面血管などへの用途が示されています。
560nm・590nmとは光の届き方やメラニン・ヘモグロビンへの反応が異なるため、患者さんの肌状態に合わせて選択します。
640nm・695nmフィルター
640nm・695nmは、さらに短い波長をカットするフィルターです。
波長が長くなることで、表皮のメラニンへの反応を抑えながら、より深い部分へ光を届けやすくなります。
一番強いフィルターはどれ?
数字が大きいほど「強い」「効果が高い」という意味ではありません。
560nmと615nmでは対象となる深さや色素への反応が違うため、
何を治療したいのか
によって使い分けることが重要です。
また、同じフィルターでも、
- 出力
- パルス幅
- パルス数
- 肌色
- シミの種類
などによって反応は大きく変わります。
患者さんがフィルターを指定する必要は?
基本的には必要ありません。
「560nmでお願いします」と指定するより、
「シミが一番気になる」
「赤みを改善したい」
「シミと赤みの両方がある」
など、気になっている症状を伝えていただく方が重要です。
肌を確認したうえで、使用するフィルターや照射条件を決めます。
梶山内科クリニックのM22
梶山内科クリニックでは、M22を使用し、肌の状態や症状に応じてフィルターや照射条件を調整しています。
顔は**2周照射(フォトダブル)**を基本としており、1種類の光を一律に当てるのではなく、肌状態を確認しながら施術します。(kajiyama-clinic.com)
まとめ
M22では560・590・615・640・695nmなどのフィルターを選択できます。
フィルターによって使用する波長域が変わるため、シミ・赤みなど肌の状態に応じた細かな照射設定ができることがM22の特徴です。
ただし「数字が大きいほど効果が高い」というものではありません。
患者さんの肌質や肌悩みを確認し、適切なフィルター・出力・パルス設定を組み合わせることが重要です。