2026/08/10
マンジャロと肥満治療|体重減少効果・注意点・自由診療について
当院ではBMI 33以上の方に向けた サポートプランをご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。
「マンジャロで痩せると聞いた」
「肥満外来でマンジャロを使える?」
「糖尿病ではなくても処方してもらえる?」
マンジャロについて、このようなお問い合わせが増えています。
マンジャロは一般的な「ダイエット注射」として承認されている薬ではありません。
正しい位置づけを理解したうえで治療を検討することが大切です。
マンジャロとは?
マンジャロは「チルゼパチド」という成分を含む週1回投与の注射薬です。
GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用する薬剤で、日本では2型糖尿病を効能・効果として承認されています。
2型糖尿病患者さんでは、血糖管理の改善を目的として保険診療で使用される場合があります。
なぜ体重が減るの?
チルゼパチドには血糖値への作用だけではなく、食欲やエネルギー摂取量などに影響する作用があります。
そのため治療中に体重減少がみられることがあります。
ただし効果には個人差があります。
肥満治療にマンジャロを使う場合
ここは非常に重要です。
日本でマンジャロの効能・効果は「2型糖尿病」です。
糖尿病ではない方に減量を目的としてマンジャロを使用する場合は、承認された効能・効果とは異なる「適応外使用」となり、原則として自由診療となります。
同じチルゼパチドを有効成分とする薬剤には「ゼップバウンド」があり、こちらは一定の条件を満たす肥満症に対して承認されています。
つまり、
マンジャロ=2型糖尿病治療薬
ゼップバウンド=一定の条件を満たす肥満症の治療薬
という違いがあります。
BMIが高ければマンジャロを使うべき?
BMIだけで薬物療法の必要性を判断することはできません。
まず、
・これまでの減量歴
・食生活
・運動習慣
・血圧
・血糖
・脂質
・肝機能
・既往歴
・現在使用している薬
などを確認する必要があります。
また、薬を使用する場合でも食事療法や運動療法が不要になるわけではありません。
副作用について
チルゼパチドでは、
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・便秘
・食欲低下
などの消化器症状がみられることがあります。
そのほかにも注意すべき副作用や、使用が適さない場合があります。
そのため、単に価格だけで薬を選ぶのではなく、医師による診察を受けながら治療することが大切です。
オンライン診療と対面診療
肥満治療をオンラインで行っている医療機関もあります。
一方、対面診療では実際に患者さんとお会いして、体重や健康状態、生活習慣などを確認しながら治療方針を考えられるという特徴があります。
特にBMIが高い方では、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群などが隠れている可能性もあります。
BMI33以上の方へ
当院ではBMI25以上の方を対象とした肥満外来を行っています。
対面診察を基本として、体重や治療経過を定期的に確認しながら治療を進めます。
また、管理栄養士による栄養指導を受けていただくこともできます。
マンジャロを希望される場合でも、診察の結果によっては処方できないことがあります。
また、保険診療による肥満症治療が適切と判断される場合には、対応可能な認定施設をご案内する場合があります。
「自分の場合は薬物療法が適しているのか分からない」という方も、まずはご相談ください。
当院ではBMI 33以上の方に向けた サポートプランをご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。