2026/08/09
BMI35以上の肥満治療とは?高度肥満の治療方法について
当院ではBMI 33以上の方に向けた サポートプランをご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。
BMI35以上は、日本の基準では「高度肥満」に分類されます。
「食事を減らしても痩せない」
「何度もダイエットとリバウンドを繰り返している」
「血圧や血糖値まで悪くなってきた」
という方も少なくありません。
高度肥満では、単純に見た目や体重だけの問題として考えるのではなく、健康状態を含めて医学的に評価することが重要です。
BMI35とはどのくらい?
例えば、
身長150cm:約78.8kg
身長160cm:約89.6kg
身長170cm:約101.2kg
身長180cm:約113.4kg
でBMI35になります。
BMI35以上は高度肥満に分類されます。
高度肥満で注意したい病気
肥満はさまざまな健康障害と関連します。
代表的なものとして、
・2型糖尿病、耐糖能障害
・脂質異常症
・高血圧
・高尿酸血症、痛風
・冠動脈疾患
・脳梗塞
・脂肪肝
・睡眠時無呼吸症候群
・変形性膝関節症などの運動器疾患
・肥満関連腎臓病
などがあります。
そのため肥満外来では、単純に体重だけを測定するのではなく、合併症がないかを確認することも重要です。
高度肥満の治療
基本となるのは、
食事療法・運動療法・行動療法
です。
しかし、
「食べる量を減らしてください」
「もっと運動してください」
と言われるだけでは、長期間続けることが難しい方もいます。
そのため、実際の食事内容や生活リズムを確認しながら、実行可能な方法を考えていくことが重要です。
薬による肥満症治療
現在では、一定の条件を満たす肥満症患者さんに対して薬物療法という選択肢もあります。
例えばチルゼパチドを有効成分とする「ゼップバウンド」は肥満症の治療薬です。
現在の適応では、高血圧、脂質異常症または耐糖能障害などを有し、食事療法・運動療法で十分な効果が得られず、
・BMI27以上で肥満関連健康障害を2つ以上有する
または
・BMI35以上
などの条件を満たす場合が対象となります。
ただし、保険診療で使用するためには患者さん側の条件だけでなく、医療機関側にも施設要件などがあります。
BMI35以上だから、どこの医療機関でもすぐ保険で薬物治療を開始できるという意味ではありません。
自分で何度も減量に失敗している方へ
高度肥満になるまでには、食生活、運動量、仕事、睡眠、ストレス、遺伝的要因などさまざまな要素が関係します。
単純に「本人の意思が弱い」と考えるべきものではありません。
一人で何度も減量とリバウンドを繰り返しているのであれば、医療機関に相談することも選択肢です。
当院ではBMI25以上の方を対象に肥満外来を行っています。
診察の結果、保険診療による肥満症治療が適切と判断した場合には、対応可能な認定施設をご案内する場合があります。
まず現在の体重や合併症の有無を確認し、ご自身に合った治療方法を考えていきましょう。
当院ではBMI 33以上の方に向けた サポートプランをご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。