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マンジャロをやめるとリバウンドする?中止する時期・体重を戻しにくくする方法を解説

マンジャロをやめるとリバウンドする?中止する時期・体重を戻しにくくする方法を解説

マンジャロを使用して体重が減ってくると、

「目標体重になったらすぐやめてもいい?」
「2~3か月だけ使ってやめても大丈夫?」
「やめたら元の体重に戻りますか?」

といった疑問を持つ方が多いと思います。

マンジャロ(チルゼパチド)によって減量した後、治療を中止すると体重が再び増加する方は少なくありません。

そのため、体重が減ったからといって自己判断ですぐ中止するのではなく、現在の体重、治療期間、食欲、生活習慣などを確認しながら、やめる時期を医師と相談することが大切です。

マンジャロをやめると体重は戻る?

チルゼパチドの継続と中止を比較したSURMOUNT-4試験では、最初の36週間で平均20.9%の体重減少が得られました。

その後52週間、チルゼパチドを継続した人ではさらに体重が減少しましたが、治療を中止した人では平均14.0%の体重増加がみられました。

さらにその後の解析では、チルゼパチドを中止した人の82.5%が、最初に減った体重の25%以上を1年間で取り戻していたことが報告されています。

つまり、

「マンジャロで痩せれば、やめてもその体重が自然に維持される」

とは限りません。

なぜやめるとリバウンドしやすい?

マンジャロ使用中には、

食欲が抑えられる、少量で満腹になる、間食が減る、食事量が自然に減る

といった変化がみられます。

治療を中止すると、こうした作用が徐々に弱くなり、空腹感や食事量が以前に近づくことがあります。

さらに、10kg、20kgと体重が減れば、以前より身体が必要とするエネルギー量も少なくなっています。

その状態で治療前の食事量に戻れば、体重が減る前よりもエネルギーが余りやすくなり、再び体重が増加する可能性があります。

リバウンドは単純に「意思が弱いから起こる」のではなく、減量後に起こる身体の変化も関係しています。

2~3か月でやめるとリバウンドしやすい?

ここは特に注意したいところです。

マンジャロを2~3か月程度使用して体重が少し減ったところで中止する方もいますが、この時期はまだ治療の途中であることが多く、

体重が十分安定していない
新しい食事量に慣れていない
筋トレや運動習慣が定着していない
食欲が戻った時の対応方法が身についていない

という状態になりやすいと考えられます。

そのため、短期間で体重だけを落としてすぐ中止すると、マンジャロの食欲抑制作用がなくなった後に食事量が戻り、リバウンドにつながりやすくなる可能性があります。

ただし、「2~3か月で中止した人は○%リバウンドする」という形で、治療期間別に直接比較した十分な臨床試験があるわけではありません。

一方、現在の肥満治療では薬物療法を短期間のダイエットではなく、長期的な体重管理の一部として考えることが重要とされています。

米国糖尿病学会のStandards of Careでも、最初の3か月は少なくとも毎月効果と安全性を評価し、十分な効果が得られている場合には長期継続を検討する考え方が示されています。

したがって、

「3か月経ったから終了」

ではなく、

「減った体重を自分で維持できる準備ができているか」

を確認することの方が重要です。

目標体重になったらすぐやめてもいい?

目標体重に到達したことと、その体重を維持できる状態になったことは別です。

例えば治療中は食欲が非常に少なく、薬のおかげで食事量が半分になっていたとしても、治療をやめて食欲が戻れば、同じ生活を続けることは難しくなる場合があります。

そのため目標体重になったら、

「治療終了」ではなく「体重維持の段階に入った」

と考える方がよいでしょう。

体重が安定しているか、食事量を自分で管理できているか、運動習慣ができているかなどを確認します。

マンジャロをやめたい時は、まず医師に相談してください

「体重が減ったから今日でやめよう」と自己判断で中止するより、次回の診察時に医師へ相談することをおすすめします。

診察では、主に以下の点を確認します。

  • 現在の体重・BMIと、開始時から何%減量したか
  • どのくらいの期間治療しているか
  • 現在の食欲と食事量
  • 吐き気などの副作用
  • 筋肉量や運動習慣
  • 中止後に体重をどう管理するか
  • 糖尿病など治療すべき疾患がないか

そのうえで、継続するのか、中止を検討するのか、その後どのように体重を確認するのかを一緒に決めていきます。

やめる前に準備しておきたいこと

治療終了後に突然生活を変えるのではなく、マンジャロを使用している間からリバウンドしにくい生活を作っておくことが重要です。

特に意識したいのは、タンパク質を十分取る、適切な食事量を身につける、間食や甘い飲み物を減らす、筋力トレーニングを習慣にする、定期的に体重を測ることです。

→ 「マンジャロ使用中の食事のコツ」

→ 「マンジャロ使用中の運動のコツ|筋肉を落とさない筋トレ方法」

中止後は体重をこまめに確認する

治療をやめた後は、体重を測らなくなるのではなく、むしろ定期的に確認することが重要です。

例えば、

70kg → 71kg → 72kg

と少しずつ増えている段階なら、食事量や活動量を早めに見直すことができます。

一方、

70kg → 80kg

まで戻ってから対応する方が、再び減量するのは大変です。

私は患者さん向けには、「何kg戻ったら失敗」という考え方ではなく、増加傾向が続いた段階で早めに相談することをおすすめします。

食事と筋トレが特に重要

中止後はマンジャロによる食欲抑制がなくなるため、食事管理がより重要になります。

特に、

タンパク質を十分取る
野菜や主食を適量組み合わせる
間食・甘い飲料を増やさない

ことを意識します。

また、減量中に筋肉量まで大きく減らしてしまうと、その後の体重管理が難しくなる可能性があります。

そのため治療中から、スクワットなどの筋力トレーニングを週2~3回程度続ける習慣を作っておくことをおすすめします。

リバウンドしてしまったら?

体重が戻ってきたとしても、放置せず早めに原因を確認します。

食欲が大きく戻ったのか、食事量が増えたのか、間食が増えたのか、運動量が減ったのかなどを確認します。

必要に応じて、

食事・運動の見直し
栄養指導
薬物療法を含めた治療方針の再検討

を行います。

余っているマンジャロを自己判断で再開するのではなく、医師へ相談してください。

まとめ

マンジャロを中止すると、体重が再び増加する可能性は高いことが臨床試験でも示されています。急な中止後には、1年以内に減量分のかなりの部分を取り戻す人も少なくありません。

特に2~3か月程度の短期間で、

「体重が減ったから治療終了」

としてしまうと、まだ食事・運動・体重維持の習慣が十分身についていない場合があります。

重要なのは、

体重を減らすことだけでなく、その体重を維持できる状態を作ることです。

そのため、マンジャロをやめようと思った場合には、自己判断で中止せず、まず医師に相談し、中止後の体重管理まで含めて治療計画を考えることをおすすめします。


京都でマンジャロ治療をご検討の方へ

梶山内科クリニックでは、京都市下京区で対面。オンラインによる肥満・ダイエット外来を行っています。

治療開始だけでなく、目標体重に到達した後の体重維持や、治療を終了するタイミングについても診察時にご相談いただけます。

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