梶山内科クリニック|京都市下京区西七条東御前田町の内科・糖尿病内科・循環器内科

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糖尿病の種類について

糖尿病の種類について

糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌や働きに異常が生じ、慢性的に血糖値が高くなる病気です。糖尿病には主に「1型糖尿病」「2型糖尿病」「妊娠糖尿病」「その他の特定の糖尿病」の4つの種類がある。

  1. 1型糖尿病

1型糖尿病は、自己免疫の異常により膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンをほとんど分泌できなくなる病気である。

  • 原因:自己免疫の異常やウイルス感染が関与すると考えられている。
  • 発症時期:小児や若年成人に多いが、成人でも発症することがある。
  • 治療法:インスリン注射が必須。
  1. 2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリンの分泌量が低下したり、インスリンの働きが悪くなったりすることで発症する。

  • 原因:遺伝的要因に加え、肥満や運動不足などの生活習慣が影響。
  • 発症時期:中高年に多いが、若年層でも発症するケースが増加。
  • 治療法:食事療法・運動療法が基本。必要に応じて薬物療法を行う。
  1. 妊娠糖尿病

妊娠中にホルモンバランスの変化によって血糖値が高くなる状態。

  • 原因:妊娠中のホルモンの影響でインスリンの働きが抑制される。
  • 影響:胎児の巨大児化や早産のリスクが高まる。
  • 治療法:食事療法が基本で、必要に応じてインスリン療法を行う。
  1. その他の特定の糖尿病

遺伝的要因や他の病気・薬剤の影響で発症する糖尿病。

  • MODY(若年発症成人型糖尿病):遺伝子異常による糖尿病。
  • 膵疾患による糖尿病:膵炎や膵がんに伴う糖尿病。
  • ステロイド糖尿病:ステロイド薬の使用により発症する糖尿病。

等がある。